日本の会社でよく聞く言葉 Part2

皆さんこんにちは。
気温も下がり秋の到来、食べ物が美味しい季節に変わりつつありますが、
日本に住んでいる外国人の皆さんの状況はどんな風に変わってきているでしょうか?

まだお仕事を探している、希望していたお仕事に就けた、実は転職しようと思っている…などなど
様々な状況の方がいらっしゃると思いますが、共通しているのは”日本の会社で働く”という事。
前回(https://recruit-now.tokyo/ja/日本の会社でよく聞く言葉)に続き、今回も日本の会社でよく聞くフレーズをご紹介していきます。

・なるはやでお願いします。
なるべく早く、を短くした言い方です。英語だとASAPですね。
英語の場合どのくらい急いでほしいのかのニュアンスは日本人の私にはわからないのですが、
日本の会社でこれを言われた場合には焦った方が良いです。

日本人がこれを言う時、言う人は実は相当困っています。Dead lineを過ぎている、もしくは怒っている可能性もあります。
本当は”1分1秒でも早くやってくれ、何よりも最優先でやってくれ、今 す ぐ に !!”と思われている、
くらいで考えておいた方がコミニュケーションがうまくいくかもしれません。

そんなに困っているならそう言ってくれればよいのに、と思うかもしれませんが
日本人はなかなか言えないのです、ごめんなさい。
ただ表情には出ている事が多いです。言っている人の顔を見てみてください。
目がものすごく真剣で、怒っている?ようだったら…
すぐやりましょう。今すぐに、です。

・目を通しておいてください
何か資料や本を渡された時にこんな事を言われる事があります。
目を通すというのは、”見ておいて・読んでおいてね”、という意味ですが、ここで注意です。
この場合、ただ読むだけではダメで、言った人は大体こう考えています。

“内容を理解して、全部覚えてね!(何か聞かれても答えられるように、更に自分の考えも言えると良いなぁ)”

だったらオーダーの時にそう言ってくれよと思うかもしれませんが、日本人は言わないんです、ごめんなさい。
積極的にここまでやってくれるだろうと期待してしまう人が多いんです。
こちらの気持ちにも目を通しておいてもらっていいですかぁ? と言いたくなりますが、こらえてください。
この言葉が出た時は、勉強だと思って”なるはや”で読んで内容を理解しておきましょう。

・お手すきでお願いします。
時間に余裕がある時にやって欲しい場合に言われる事があります。
“お手すき”とは、”手がすいている”→”手があいている”→”仕事で忙しく手を動かしている訳ではない”=”時間に余裕がある”という意味です。
緊急ではないので、”なるはや”のように急がなくて大丈夫です。
ですが時々、”自分はいつも忙しいからお手すきの時なんてない、その言い方は失礼だ。”と言う人もいますので注意しましょう。

以上3つを新たにお伝えしましたが、
ごくまれに”お手すきでいいのでなるはやで目を通しておいてください。”という謎の状況が発生する事があります。
急ぎなの!?いつでもいいの!?なんなの!?と混乱するかもしれませんが、
①Dead line
②どこが大事なのか(理解しておく必要がある箇所)
をしっかり聞いて、自分のタスクも伝えた上で、相談をしましょう。
そんな時にも、前回お伝えした”ほうれんそう”がとっても大事になってきます。

これらの言葉は働き始めたばかりの日本人も同じように疑問に思う事が多いです。
外国人、日本人関係なく、日本の会社で働く時にはわからない言葉がたくさんありますが
一つ一つ知りながら、頑張っていきましょう!