日本での面接・職場見学に関するアドバイス(準備編)

皆さん、こんにちは。
YAMAGATA INTECH人材サービス部のNAです。

日本は梅雨入りし、はっきりしない天気の日が多くなってきましたね。
これからしばらくは雨が多くなる季節ですが、その中でも就職・転職活動を頑張っている方も多いと思います。

そこで、本日は求職者の方に向けて、日本での面接マナーや、派遣の職場見学時の注意事項を書かせていただきたいと思います。

既にご存知の事も多いかもしれませんが、初めて日本で就職・転職活動をする外国籍の方や、海外生活が長い日本人の方にとっては、知らない事、驚く事もあるかもしれません。
日本独特のものや考え方もあるかもしれませんが、日本で就職活動をする際には、是非参考にしていただければと思います。

【日本の面接・職場見学の注意事項  ~準備編~】

1. 企業研究
皆さんは企業への応募時に、企業のホームページを見たり、情報収集をしていますか?
最近、企業の人事の方とお話しをした際、「一部の求職者は、事前に会社のホームページも見なければ、事業内容を勘違いしている人もいて、当社に興味があるとは思えない事が多いですよ・・・。」と聞く事が多々あります。
求職者の皆さんは、事前に企業のホームページを確認していますか?
求人票(求人内容)はしっかり確認しましたか?
企業がどのような事業を行っているか理解していますか?
企業の魅力、応募職位の魅力は何ですか?
給与・待遇以外で、気になる事、質問してみたい事はありますか?
もし、わからない事があれば、わかる範囲で事前に調べてみましょう。
弊社からの紹介の企業であれば、調べてもわからないことは是非、私たちに質問してください。
他のライバル(求職者)は、企業研究をしっかりし、準備している人も大勢います。
ライバルに差をつけるためにも、しっかりと応募企業を研究し、準備しましょう。

2. 時間厳守(遅刻厳禁)
先日、派遣のお仕事の職場見学にアテンドした求職者Aさんは、我々との待合せ時刻の10分以上前に到着していました。何時に到着されたのか質問したところ、「30分前に到着しました!」と笑顔で答えてくれたのが印象的でした。
我々人材会社としても、約束の時間までに到着してくださって、予定通り行動ができ、助かりましたが、待合せ時間に遅れてくる方も多くいらっしゃいます。企業との面接であれば、遅刻しないのかもしれませんが、約束時間に遅れると、その後の予定が狂ってしまうので、やはり時間厳守は意識したいですね。

ちなみに、日本では、遅刻もタブー視されていますが、面接やアポイントの時刻より早すぎる到着もマナー違反です。
たまに、予定時刻よりも10分以上(まれに30分~1時間)早く到着し、そのまま面接の企業へ入る方がいます。早く到着した場合でも、予定時刻の5分前ぐらいに面接予定の企業の受付に到着するのが良いでしょう。事前にオフィスビルの入館登録をしなくてはならないビルや、受付が混雑している企業もあるので、10分前には受付前に到着し、外で待機し、5分前を目途に入るのが理想的です。

また、事故などによる電車遅延や交通渋滞、雨や荒天などで、予定していた通りに電車が乗り継げないことも多々あります。道に迷って余計に時間がかかることもあるので、初めて行く場所の場合は、少なくとも約束の30分前に目的地周辺に到着できるよう出発する事をお勧めします。そうすれば、電車遅延や突然のトラブル等にも、ある程度対応できると思います。

3. 緊急時の連絡(万一の時の対応)

先程時間厳守と書きましたが、どんなに早く出かけても、電車が止まり復旧の目処が立たないこともあります。また、前の予定が思ったよりも時間がかかり、約束の時間に間に合わないなど、経験した方もいるのではないでしょうか?

一番良くないのは、「もしかしたら遅れるかも?でもたぶん大丈夫。」と、連絡せず、結果として約束に遅れてしまうケースです。ギリギリ到着できると思っても、14時の約束で14時ギリギリに企業の受付に到着したら、部屋に案内される頃には約束時間を大幅に遅れている可能性もあります。
また、遅刻が確実になり、連絡している間に予定時刻が過ぎてしまうというのは避けなければなりません。到着がギリギリになる、遅れる可能性が高い等の場合には、予め面接企業(直接応募の場合。人材会社経由の応募は事前の指示に従いましょう。)へ連絡を入れるのがベストです。
タイミングとしては、電車が止まっている時には、その情報がわかった段階で事情と、遅れる可能性がある事、どの程度遅れる可能性があるのか連絡してください。
前の予定が長引いて遅れる可能性がある場合には、前の予定の途中または前の予定が終わった段階で面談に向かう途中で連絡しましょう。
繰り返しますが、人材会社から紹介された企業の面接・職場見学の場合は、面接予定企業ではなく、人材紹介/人材派遣会社へ連絡するなど、事前の指示に従ってください。

慌ただしく面接・職場見学に入るよりも、落ち着いて面接に臨めるよう、やはり時間に余裕をもって出かける事が大切です。

4.身だしなみ
第一印象は最初の数分で決まると言われています。最初の数分で、企業の方は、身だしなみや表情、所作・マナー等をしっかり見ています。

男性・女性共通ですが、服装(基本はビジネススーツ)、靴は手入れされているか?鞄は相応しいものか?爪は清潔に手入れされているか?スーツに汚れや皺、フケなどは無いか?
髪型は清潔感があるか?(長髪の方はハーフアップか一つにまとめる事をお勧めします。)
面接前の食事などには、口臭に影響が無いものをチョイスするか、食後の歯磨きや口臭ケアなど気を使いましょう。

女性の方の場合、日本ではお化粧もビジネスマナーのうちと考えられている事はご存知ですか?顔色もよく見せる効果もありますので、ナチュラルで自分に似合う就活メイクを研究してみてください。
また、ストッキングが伝線していないかも確認してください。念の為に替え用のストッキングも用意しておくと安心です。暑い時期、ストッキングを履くことに抵抗があるかもしれませんが、一部、「オフィスではカジュアルで結構です。」「面接時もカジュアルな服装でお越しください。」という企業もありますが、特にそういった案内が無い場合は、やはり、一般的に素足(生足)は、カジュアルすぎるということでビジネスマナーとしてNGと捉えている企業が多数派です。応募している企業のドレスコードがわからない場合には、先ずは一般的に受け入れられている服装で参加してください。

5. 体調管理
これから梅雨や夏に向け、脱水症状や外気とビル内の気温差による体調不良にも十分注意してください。せっかくの面接・職場見学のチャンスに、体調不良で参加できない!というのは非常に残念です。次回チャンスをいただく事ができれば良いですが、他の候補者で決まり、次のチャンスがいただけないという事もあります。そういったことが無いよう、是非、大切な面談に向けて、体調管理をしてください。そして、前日は早めに就寝し、翌日に備えましょう。

日本での面接・職場見学に関するアドバイス(準備編)は以上です。

求職者の皆さんの就職・転職活動の成功を心からお祈りしています!