退職を考えた時には

Happy Dashain!!

今、ネパールという国では、”ダサイン” という家族でお祝いするヒンドゥー教のお祭り真っ只中!約15日間の間、人々は一斉にふるさとへ帰省します。日本のお盆休みや正月のような感じですね。

家族愛が強く、親族の結束が強いネパール人。
1年に一度、一族が一堂に集まってお祝いする大事な大事な行事が行われているのです。

職場にネパール国籍の方がいる場合には、お休みをされている方がもしかすると多いかもしれません。さて・・・

転職したい!!

と、今勤めている企業を退職したい時にはどうすればいいのでしょうか。

日本の考え方では、【石の上にも三年】ということわざがあります。

日本では同じ会社に長く働くことが良いとされる傾向があります。海外でよく行われているJob hoppingには悪い印象があり、理解している日本企業は実は少ないのです。

まず、本当に辞めていいのかを考えましょう。
もしあなたが、悪い条件の中で働いている場合には、友達に相談するのも良いですが、労働環境やハラスメントなどの相談は労働基準監督書や労働局へ、その前段階で、上長や会社の相談窓口に相談したり、派遣社員の場合には、派遣元に相談に行きましょう。
何が悪くて良いのかをきちんと自分自身で正しい情報を調べることをお薦めします。

私個人的には、”石の上にも三年”ということわざ通りにすると、良い結果となる時も、悪い結果になる時も両方あると思います。

皆さんはどう決断されますか?

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【自分からの退職について(派遣社員・契約社員・正社員の場合)】

法律上でいうと、最短で、申し出から2週間での退職が認められます。

ですが、必ず会社と協議して両者合意の退職日での円満な退職をお勧めします。
また、引継ぎ等をきちんと行わないまま有休を使い、ほぼ出勤しないで退職するということは、やむを得ない事情が無い限り避けましょう。自分の希望だけを通して退職する場合には、次の就職時に前職の企業へリファレンスチェックが入った際に、ネガティブな情報が共有されてしまう可能性があります。

つまり、多くの会社では1~2ヶ月前の申し出をする流れとなっています。
※契約書内容によっても異なりますので、必ず確認しましょう。
また、契約書は絶対に捨てないように注意して下さい!!

以下で具体的な流れをご紹介します。

①【退職の意思表明】
退職の意思が固まったら、「直属の上司」に伝えましょう。
メールではなく、退職の意思を口頭で伝えることが大切です。
日本では円満に事を進めていくことが大切です。はっきりと退職の意思を伝えたら、企業側の意見も聞き、退職日・引き継ぎなどを含めたスケジュールを上司と相談する流れになります。

②【業務の引き継ぎ・取引先への挨拶】
退職日が決まったら、担当業務の整理や引き継ぎを行います。業務の引き継ぎは、自分がいなくなった後に認識のズレが起こらないよう、マニュアルや資料として残しておくと良いと思います。

③【備品返却】
最終出社日には、会社から支給された「健康保険被保険者証(保険証)」や、貸与された備品(社員証やカードキー、社章、名刺など)全て返しましょう。
会社の書類やデータなど、業務上の機密を持ち帰ってはなりません。また、企業情報をUSBメモリや他の記憶媒体へコピー、他メールへ送信するなどは絶対避け、企業情報の取り扱いには注意しましょう。業務に関わるものは、すべて返却します。

④【必要書類の受取】
「雇用保険被保険者証」 や「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届」 、「離職票」「源泉徴収票」など、退職時に自分が必要な書類を確認しましょう。

失業保険に加入している場合には、受給条件が満たされていれば失業給付金がもらえます。
※ハローワークに行って必ず確認しましょう。自分で退職を希望するのか、会社の都合で契約が終了するのかでも条件が変わりますので気を付けてくださいね。

外国籍の方々の場合、退職後3か月間で転職先を見つけ就職しなければ、在留資格を取り消されることもあります。新しい就職先を見つけるまで、資格外活動許可申請をすることも視野に入れておきましょう。

また、新しいお仕事が決まったら、就労ビザの在留カードを持って、転職後14日以内に入国管理局に「所属機関の変更の届出」をしなければなりません。

たくさんの情報の中でより正確な情報を得るために、友達や知り合いだけでなく
ハローワークや入国管理局などにも相談に行き、正確な情報を集めましょう。

日本にどのくらいの期間住み続けたいのかによって、今の選択方法が変わると思います。

困った時には私たちにぜひご相談下さい。

あなたに相応しいお仕事をご紹介できるように、頑張ります!