日本での面接・職場見学に関するアドバイス(当日編)

皆さん、こんにちは。YAMAGATA INTECH人材サービス部のNAです。

前回、「日本での面接・職場見学に関するアドバイス(準備編)」について書かせていただきましたが、
本日は日本での面接や職場見学に関する当日の注意事項やビジネスマナーについて書いてみようと思います。

内定を勝ち取る求職者の中には、事前や当日のマナー、面接対策もしっかり行い
努力をしている人が大勢います。面接準備、対策をするかどうかで面接通過率にも差が出ます。

特に外国籍の方や若年層の方で、日本の企業の面接マナーがよくわからない・・・という方は、
今後の参考にしていただければと思います。

【日本の面接・職場見学の注意事項  ~当日編~】

1. 持ち物

面接予定企業から持ち物の指定がある場合には、忘れずに準備しましょう。
その他、指定が無い場合も、下記のものは持参すると良いでしょう。

 ・応募時の履歴書、職務経歴書(写真貼付版)
 (正社員・契約社員の面接の場合、事前に履歴書や職務経歴書を提出していますが、
  念の為、履歴書・職務経歴書を2部ほど準備しておくと急遽必要になった際に便利です。)

 ・筆記用具(ボールペン、鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム等)
 ・ ハンカチやティッシュ、女性の方は予備のストッキング等

ごく基本的なものですが、意外とみられることがあります。お忘れなく。
2.身だしなみ、持ち物確認

第一印象は最初の数分で決まると言われています。
最初の数分で、企業の方は、身だしなみや表情、所作・マナー等をしっかり見ています。

企業に入る前には、お手洗いに行き、最終的な身だしなみのチェックをしましょう。

 ・髪型は乱れていませんか?
 ・スーツ、靴などに埃や汚れはないですか?
 ・携帯電話の電源は切りましたか?
  (マナーモードも可能ですが、できれば電源offしていきましょう。)
 ・(女性の場合)お化粧直しはOKですか?
  (就活にふさわしいメイクですか?グロスなどは控えましょう。)
 ・筆記用具はすぐに鞄から取り出せますか?

3. 時間厳守

前回の 「日本での面接・職場見学に関するアドバイス(準備編)」 にも書きましたが、
約束時刻の30分前を目安に、面接企業(または待合せ場所)の最寄駅やビルに到着し、
場所を確認しておきましょう。
但し、約束時間より早すぎるのはNGです。たまに、予定時間より30分前など極端に早く到着し、

そのまま企業に入る方がいますが、相手方のスケジュールが埋まっているケースもあります。
予定より早すぎる到着は面接企業に失礼となり、マイナスポイントです。
面接時間の10分前を目安に企業の受付に到着がビジネスマナーとしてスマートです。
4.企業受付での対応

 受付に人がいる場合は【自身のお名前】、【面接予定時刻】、【用件】、【ご担当者】 を
 しっかりお伝えしましょう。
 (例:〇時から面接予定の〇〇〇と申します。●●●様とお約束しています。)
 受付が不在で内線で担当者へ連絡する場合にも、事前に連絡のあった担当者様または
 担当部門へ内線をし、担当者をお呼びしましょう。
 その際にも、自身の名前、面接時間、用件をお伝えしてください。
 ※お名前が長い場合など、相手が聞き取りにくいケースもありますので、ゆっくりフルネームを 伝えるように意識して下さい。
 【注意】
 連絡をしてから10分以上待つような場合には、伝言が漏れたり、忘れられてい可能性もあります。
 再度連絡を入れて、そのままお待ちしていても大丈夫か確認しましょう。

5.面接室

 面接官がいらっしゃるまで立って待っても、座っても構いませんが、いつ面接官や社員の方が
いらっしゃるかわかりませんので、いつ来ても良いように適度な緊張感をもって待機しましょう。
 面接官がいらっしゃったら、すぐに立ち、「笑顔」ではっきりとご挨拶ができれば第一印象がアップします。
 (例:「●●●●(お名前)と申します。よろしくお願いいたします。」、
    「●●●●と申します。本日は面接の機会をいただきありがとうございます。」等)

6.面接中

 外国籍の方の場合、何か聞き取れない日本語や、意味がわからない質問があった場合には
 しっかりと聞き直しましょう。また、国籍問わず、自分が知らない事を質問されたときにも、
 わからない事をそのままにして適当に答えてはいけません。恥ずかしがらずに必ず質問をしてください。

 但し、企業の事業に関する事やHPに掲載されている事など、事前の面接準備として企業の研究をしていれば
 答えられるような内容について質問をする場合にはマイナスポイントになってしまうこともありますので、
 恥ずかしい思いをしないように、面接予定の企業の研究をしっかりしておきましょう。 
6. 最後の挨拶

 日本には、「礼にはじまり礼に終わる」という言葉があります。
 武道の基本ですが、ビジネスでもよく言われる言葉です。

 言葉の通り、最初と最後の挨拶はとても重要です。
 面接・職場見学が終了し、会社を出るまで気を抜かずに立ち姿勢、お辞儀にも気を使いましょう。

 特に面接の部屋から退室する際や会社を出る際など、お礼の気持ちを伝え、一礼をして退室しましょう。
 その際も、大切なキーワードは「笑顔」です。
 日本での面接・職場見学に関するアドバイス(当日編)は以上です。

いかがでしたか?
今回は主に外国籍の方や、若年層の日本人の方に向けて書かせていただきました。

売り手市場(求職者有利)と言われる現在の日本ですが、一人で数社の内定が出る人もいれば
なかなか良い結果が出ない人もいます。

その差はどこにあるのでしょうか?

もちろん、専門分野や語学力、経験や、スキルの差もあるかもしれませんが、
ライバルたちはしっかり面接に向けて準備をして臨んでいます。

せっかくのチャンス、一つ一つの面接、職場見学のチャンスを大切にしてください。
求職者の皆さんの就職・転職活動の成功を心からお祈りしています!